10月24日(土) 17:00より|神戸BB Plazaにて対面講演会・交流会を開催いたします
一般社団法人NOBシフトワーク研究会は、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・神林崇教授の監修による最新の睡眠医学知見に基づき、適切な「時差調整プロトコル」を全国の医療機関へ展開いたします。
国際交流やビジネスの活性化に伴い、海外渡航における「時差ボケ(Jet Lag)」は、現地での活動や帰国後の生活に大きな影響を及ぼします。
特にアメリカ西海岸やハワイへの渡航、あるいはヨーロッパ等への長期滞在後の帰国時には、体内時計の調整が難しく、強い眠気や不眠、集中力低下などの症状がみられることがあります。
一般社団法人NOBシフトワーク研究会では、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・神林崇教授の監修のもと、睡眠相後退症候群(概日リズム睡眠覚醒障害)や時差調整研究で得られた知見を活用した「時差調整プロトコル」 の社会実装に取り組んでいます。
時差ボケへの対応は、渡航先、滞在期間、現地での予定、帰国後の予定によって異なります。
短期の旅行や出張では、体内時計が十分に現地時間へ適応する前に帰国となることも少なくありません。そのため、必ずしも現地時間への完全な同調を目指すのではなく、日本時間に近いリズムをある程度維持しながら、十分な休養を確保し、重要な予定に集中できる状態を目指すという考え方もあります。
一方で、学会発表、会議、診療、競技、試験など、到着後早期から高いパフォーマンスが求められる場合には、光・睡眠・食事・薬剤などを組み合わせ、体内時計を計画的に現地時間へ近づける方法が有用となります。
当研究会では、こうした多様な考え方を踏まえたうえで、渡航目的や滞在期間に応じた時差調整の選択肢を提供することを目指しています。
本プロトコルは、睡眠相後退症候群(概日リズム睡眠覚醒障害)および時差調整研究で得られた知見をもとに構築されています。
体内時計と光との関係に着目し、「朝の光を活用しながら体内時計の調整を行う」という考え方を基盤としています。
さらに、睡眠相後退症候群や時差調整に関する研究成果をもとに、
「体内時計が朝の光に反応しやすく、現地時間へ適応しやすい状態を目指す」ことを重視しています。
当研究会では、これらの知見を実臨床で活用できるよう、
時差調整プロトコル
指導ガイドライン
薬剤スケジュール
問診票
治療効果確認システム
として標準化しています。
現在、これらを用いた「時差調整外来社会実装プロジェクト」を進めており、全国の睡眠外来・クリニックの皆様とともに、睡眠医学の知見を実際の診療へとつなげる取り組みを行っています。